次に、去る5月28日、東京都において
全国町村議会議長会議長・副
議長研修会が開催され、副議長とともに出席をいたしました。
次に、去る5月31日、静岡市において平成31年度静岡県
地方議会議長連絡協議会定期総会が開催され、副議長とともに出席をいたしました。
次に、今定例会に
地方自治法第121条の規定によって出席を求めました者の名簿はお手元に配付したとおりであります。
以上で諸報告を終わります。
────────────────────────────
6 ◯議長(
渡邉和豊君) 日程第4 町長の
施政方針を求めます。 町長 関 義弘君。
(町長 関 義弘君登壇)
7 ◯町長(関 義弘君) 皆さん、おはようございます。本日、
令和元年清水町議会第2回定例会が開催され、
補正予算案並びに関係諸議案を御審議いただくに先立ち、私の町政に対する基本的な考え方及び主要な施策の概要を申し述べ、町民の皆様並びに
議員各位に御理解と御協力をお願い申し上げる次第であります。
私は、本年4月に執行された
町長選挙におきまして、
議員各位とともに町民の信託をいただきました。この場に至り、託された責任の重さに改めて身の引き締まる思いであります。町民の負託に応え、一つずつ着実に課題を解決し、
健全財政を堅持しながら、子供から高齢者まで全世代の町民と協力し、さらなる町政の発展に全力で取り組んでまいる所存であります。
平成から令和へ。
令和元年5月1日、新天皇の御即位が行われました。国民の祝福の中、新たな時代が華々しく幕を明け、
社会情勢は大きな変化を遂げようとしています。国内では、
少子高齢化に伴う
人口減少が「国難」とも呼ぶべき危機だと言われる中、
年少人口・
生産年齢人口の減少は加速度的に進み、また、首都圏と地方の
人口格差はさらに広がることが予想されています。
人口構成の変容は
社会構造の変革をもたらし、これまで常識だと考えられていた社会的なルールをも変えてしまうかもしれません。
このような情勢の中、
ラグビーワールドカップに続き
東京オリンピック・パラリンピック、さらには
大阪万博など世界的なイベントが国内で開催されることにより、さまざまな効果が期待されています。本町におきましても、柿田川を含む
伊豆半島ジオパークが世界から注目を浴びる二度とない好機でありますが、視点を変えると、
訪日外国人客の対応や
必要人材の確保に向けても重要な時期ともなります。私たちはこのような
情勢変化を敏感に察知し、あらゆる分野において、素早く、そして的確に対応し続けなければなりません。
先ほども触れましたが、
少子高齢化に伴う
人口減少は、税収の減少に加え
社会保障費の増加など町の財政を大きく圧迫する要因となります。東京都の一部を除き全国のほぼ全ての地方自治体が同様の課題に直面する中、本町においても道路や橋梁の
老朽化対策、施設の更新や統廃合の推進など
地域生活の基盤をしっかりと保持しながら、より一層効率的かつ効果的な
行政運営に努めなければなりません。
地域社会の課題は無限ですが行政の財源には限りがあります。今こそ経済力・町民力・財政力を向上させ、持続可能な自立した強い町・清水町のために地域が一丸となって進むべきときだと考えます。また、時代のニーズに合わせた
地域づくり、
まちづくりにおいては、町民の声に耳を傾けるだけではなく、我が町の未来をともに考え、行動し、築く、即ち
町民参加の
まちづくりこそが施策の推進に欠かせない重要な要素であると考えております。地域において、各々に期待される役割や行動に移せることは少なからずあると思います。
地域コミュニティや
ボランティア活動への参加、もちろん
行政主催の事業やワークショップなどを含め、世代を問わず参画が進むよう具体的な
取り組みを進めていきたいと考えております。
これらを踏まえ、3期12年の山本町政を継承し、若者が活躍し高齢者が
生きがいを持つことができる町、「創ろう未来!新しい清水町!」に向けた5つの政策を柱とし、分野別の具体的な施策を進めていくことといたします。
まず、第1の柱は「
子育て世代と
若者支援」であります。
本町では、これまでも
子育て環境の充実を第一に掲げ、
高校生相当年齢までの
こども医療費の
完全無償化、
放課後児童教室の
施設整備等、その充実に注力してまいりました。これらは何よりも
子供たちが健康に成長していくことを重要視し、最優先で実施してきたものでありますが、子育て中のお父さんやお母さんが、清水町に住んでよかった、清水町なら安心して子育てが出来ると感じていただき、今後も大学等への通学や就職時の支援などを展開してまいります。
第2の柱は「笑顔があふれいつまでも健康で活躍できる『
笑街健幸都市』の創生」であります。
人生100年時代とも言われる中、高齢期においても元気で活躍でき、
生きがいのある充実した人生を送ることは、社会全体はもちろん、個人にとっても幸せなことです。世代を問わず、職や運動を通じた
健康増進、多様な学びによって得られる知識と文化の向上は、
人づくり、
まちづくりの根幹を成すものであります。『
笑街健幸都市』という言葉には、町民の皆様一人一人の笑顔があふれ、いつまでも健康で活躍できる町、そして、それを実現するための地域の進むべき方向性を示しております。
現在着手しております図書館・
保健センターの
複合施設は、正にその拠点としての特性と機能を有しており、開館後は多様な
ソフト事業等により皆様の
健康増進と学びの機会を提供してまいります。また、施設の運用につきましては、
地域交流センターとの連携を密にしながら
各種講座等の充実を図るとともに、町民の皆様のニーズに合わせた
事業展開や利便性の向上を図るよう準備を進めてまいります。あわせて、地域で孤立することなく人と人とがつながれる場所、特に高齢者が憩える場所や
健康づくりの機会の創出にも取り組んでまいります。
第3の柱は「清水町らしさを守り・活かす新しい観光の推進」であります。
我が国の観光のあり方や動向は年々変化を続けており、中でも
訪日外国人旅行者は、昨年累計3,000万人を突破し過去最高を記録するなど、予想を上回るハイペースで増加を続けています。観光庁は、2030年に
訪日外国人旅行者6,000万人を目標に、観光の受け皿となる全国的な
地方誘客と
消費拡大を重要な
推進事項に掲げており、本町も旅行者に選ばれる魅力的なコンテンツの充実を図っていくことが重要だと考えております。
国内外を問わず旅行者が求める
観光ニーズは、これまでの「
物見遊山型観光」から「
体験型観光」へ変化しています。観光のあり方が大きく変化している時代を捉え、
体験価値を提供する観光を推進していかなければなりません。そのためにも、
柿田川湧水群の
自然環境保全と
観光交流の共存・発展を図りながら町民や
事業者等との価値観を共有した観光の推進を目指してまいります。
第4の柱は「
都市機能の強化」です。
公共施設等総合管理計画をはじめとする
公共インフラの
ストックマネジメントにより、
各種施設の
長寿命化を図るための計画的な整備が進んでいます。施設等の老朽化に伴う改築等につきましては、多額の予算を要することから、将来的な
人口推計を基準に
ライフサイクルコストを算出した上で適正な規模、立地を改めて検討する必要があります。今後は、
生産年齢人口が年々減少していることなどを勘案し、
取り組み方針として30年先、50年先の未来へ向けた戦略、いわば人口の将来推計等に基づく
適応戦略ともいうべき計画を根拠に合理的な
まちづくりを描いていかなければなりません。そのためにも、良質な
町民生活の維持や産業・
観光振興を念頭に置きながら、どのような施設や機能をつくり残すべきかなどの検討を進めていきたいと考えております。
第5の柱は「
地域経済の活性化」です。
本町は、
住宅都市として発展する一方で、柿田川をはじめとする豊かな自然と
都市機能が共存、調和した
生活利便性と環境に恵まれた地域であります。しかしながら、町域が狭く、大規模な
企業誘致や
宅地開発等が困難であるなどの課題を抱えておりますので、
土地利用や
都市機能の
見直し等により
地域経済の活性化を図る必要があります。
地域経済の活性化は、人口、税収、雇用の拡大を促進するための基盤として重要な
戦略分野に位置づけており、「自立した強いまち・清水町」へ向けて着実に取り組んでまいります。
以上申し上げた政策の5つの柱を
町政運営の
重点分野としながら、引き続き第4次
総合計画に掲げる将来都市像である「笑顔があふれ ここちよく 住み続けたくなるまち・清水町」の実現に向けて誠心誠意取り組んでまいります。
なお、本年度の
主要施策につきましては、第4次
総合計画の6つの
基本目標に沿ってその大要を御説明申し上げます。
まず、1つ目の
基本目標「人がふれあい快適で住みよいまち」に向けた施策についてであります。
ここでは、快適な住環境に恵まれた町を目指し、町民が
コミュニティや
まちづくりに積極的に参加できる機運を醸成し、公園や下水道の整備、広報広聴事業の充実を図ってまいります。本年度は、一人でも多くの方に町の情報をお届けできるよう、既存の「
広報しみず」やホームページに加えSNSや分野別のアプリケーションを導入するなど、戦略的な
広報事業を具体的に展開してまいります。
また、引き続き
各区自治会の運営や
施設整備への支援、町民の憩いの場としての柿田川公園の整備等に取り組んでまいります。
町内循環バスにつきましては、障がいのある方を支援するため、本年度から身体・療育・精神の手帳をお持ちの方を無料といたしました。今後も、幅広い世代、さまざまな用途での利便性と
利用促進を図ってまいります。
下水道の整備につきましては、久米田・上徳倉・
下徳倉地区の
測量設計や
玉川地区をはじめとする町内未
整備箇所の整備を推進するとともに、
既存施設の計画的な
維持管理を行うため
ストックマネジメント実施計画を策定いたします。
次に、2つ目の
基本目標「安全で安心して暮らせるまち」に向けた施策についてであります。
ここでは、道路や
交通安全施設等の整備を図るとともに
交通事故の削減や渋滞の緩和を目指すほか、
防災基盤の強化、犯罪の防止など安全・安心の
まちづくりを目的とした施策を推進してまいります。
防災基盤の強化につきましては、
TOUKAI-0
推進事業や同
報無線デジタル化工事を引き続き実施するほか、
指定避難所の
防災資機材設備の充実を図ってまいります。
道路整備につきましては、
西間門新谷線や
伏見柿田線など
町内幹線道路の整備のほか、
サントムーン周辺の歩道や各小学校区の
グリーンベルト等交通安全施設の整備、さらには橋梁の
耐震補強や
補修工事等、安全かつ快適な
道路環境の整備に努めてまいります。
また、
防犯体制を強化するため、
区有防犯灯の整備、子ども見守り隊の支援等を引き続き行い、地域との協働による犯罪のない明るい
まちづくりに取り組んでまいります。
次に、3つ目の
基本目標「元気な子どもの声が聞こえるまち」に向けた施策についてであります。
ここでは、安心して子供を産み育てられ、元気で生き生きとした子供があふれる町を目指し、
子育て支援制度や
施設整備、
教育環境の充実を図ってまいります。
学校施設の整備につきましては、本年度、
清水中学校・
南中学校の
洋式トイレの改修や
経年劣化に伴う工事を行うほか、
小中学校の
エアコン設置とあわせ、
子供たちが安心して学習できる
施設環境の充実に引き続き取り組んでまいります。
また、
放課後児童教室の整備につきましては、本年度の
清水小学校増設工事により、平成28年度から実施してきた全ての工事が完了となります。
教育支援に関しましては、各種の
相談支援をはじめ低
学年生活支援や不
登校対策支援のほか、
外国語児童生徒への支援などを継続実施し、
子供たち一人一人が自らの夢に向かって主体的に学ぶ場の確保に努めてまいります。
小中学校の
教育環境の充実に向けた
取り組みといたしましては、ALTによる
英語教育の推進と
タブレット端末等を活用した
ICT教育の推進など、さらなる学力の向上を図ってまいります。
子育て世帯への支援につきましては、0歳児から
高校生相当年齢までの入院・通院を
完全無償化した
こども医療費助成事業や
ひとり親家庭への
各種支援、
子育て支援センター事業や
子育てコンシェルジュの配置など、経済面や心の
負担軽減を図るとともに安心して子育てができる
環境づくりを引き続き進めてまいります。
次に、4つ目の
基本目標「健やかで
生きがいを持てるまち」に向けた施策についてであります。
ここでは、
心身ともに健康で
生きがいを持って生活できる町を目指し、各種健(検)診や
予防体制の充実、食育の推進、
高齢者福祉施策の充実、生涯学習や
スポーツの機会の提供に取り組んでまいります。
施設整備につきましては、講座・教室や
健康相談のほか、町民が交流できる憩いの場として図書館・
保健センターの
複合施設の
新築工事、
総合運動公園内の
ジョギングコースの改修をはじめとした
既存体育施設の修繕等、生涯学習と
スポーツ振興の機会を安定して提供できるよう整備を進めてまいります。
乳幼児期の健康に関しましては、
電子母子健康手帳アプリの導入による
情報伝達の強化や
フッ素洗口事業による
歯科口腔の
健康づくりを本年度から新たな
取り組みとして実施してまいります。
また、障がい
福祉分野におきましては、多様化する障がい者支援の充実を図るため
健康福祉課に「
基幹相談支援センター」を新たに設置し、運営を開始しております。
高齢者福祉の分野につきましては、高齢者が地域において安心して自分らしい生活を営むことができるよう、
介護予防事業や
包括的支援事業等の充実に努めてまいります。
次に、5つ目の
基本目標「自然と共生し環境にやさしいまち」に向けた施策についてであります。
ここでは、豊かな自然の保護と資源を有効に活用する環境にやさしい町を目指し、柿田川をはじめとする
自然環境の保護・保全、ごみの減量化や
リサイクル化等の推進に取り組んでまいります。
自然環境の
保全活動につきましては、柿田川の
外来種駆除、
涵養地保全のための植樹を実施するなど、貴重な
自然環境を未来に継承するための事業を推進するとともに、
資源循環型社会の構築を図るため、ごみの分別、減量、
リサイクル化の周知に努め、
太陽光発電システム等への助成に引き続き取り組んでまいります。
また、自然と触れ合える
環境づくりといたしまして、
丸池公園内の
歩行者導線の確保と周遊性の向上を図るため通路の整備や連絡橋の設置に向けた設計等を実施してまいります。
最後に、6つ目の
基本目標「産業の活力に満ちた
にぎわいのあるまち」に向けた施策についてであります。
ここでは、産業が盛んで活力にあふれた
にぎわいのある町を目指し、
地域産業の発展と新たな産業の創出を支援するとともに、総合的な
土地利用の推進に取り組んでまいります。
地域産業の活性化につきましては、町の
産業振興の中核を担う
町商工会を支援するとともに、
中小企業助成事業等による企業の活力の向上に尽力してまいります。
また、町内に進出する企業等を対象とした
地域企業立地促進事業や伴走型の
相談支援により、創業や起業の支援を図ってまいります。
農業分野につきましては、
農地保全対策に努めるとともに、
都市型農業や
スマート農業の支援を進めてまいります。
観光振興分野につきましては、
県内自治体と
JRグループ等が連携して開催しております「
静岡デスティネーションキャンペーン」をはじめとして、広域での
広告宣伝や
プロモーション活動に参画しながら
観光誘客と
地域活性化に取り組んでまいります。
計画的な
土地利用の推進につきましては、町全体の構造を見渡しながら、
居住機能や医療・福祉・商業等の
都市機能の誘導と持続可能な
地域公共交通ネットワークの形成を推進するため、
都市計画の新たな指針となる
次期都市計画マスタープラン及び
立地適正化計画の策定に着手いたします。
以上、私が掲げた政策の5つの柱と
各種主要施策の大要を申し述べましたが、言うまでもなく、
まちづくりの主人公は町民の皆様であります。
町民参加の
まちづくりの推進には、行政とともに力を合わせ「支え合いと協働」を理念とする
町民主体の
まちづくりと活力ある
地域コミュニティの構築が必要であります。そのためにも地域における「共助」の仕組みを充実させ、
地域課題を自ら解決する気概を持った人材の発掘や育成、
地域住民団体の
活動支援により
地域コミュニティの「絆」を強化する
取り組みを推進してまいります。
また、
まちづくりにおいては、さまざまな視点、多様な意見を切り口に検討を加え具体的な施策に反映していく仕組みも必要だと考えておりますので、
外部有識者等による、仮称ではございますが、「清水町み
らい会議」を新たに設置し、
取り組みを推進してまいります。
さらに、
行政運営のあり方につきましても、より町民の皆様の立場になって施策や事業の成果を追求する
成果志向の
行政運営を推進するとともに、成果をわかりやすくお示しできるよう
施策管理サイクルの構築にも努めてまいります。
また、
町民サービスの質のさらなる向上を図るため、
目的志向型の
組織編成、
職員個々の
人材育成を理念とした
組織マネジメント等、
役場組織が能力を十分に発揮できるよう取り組んでまいります。
以上、私の
町政運営に対する基本的な考え方と
令和元年度の主要な施策について、その概要を御説明申し上げました。
この結果、
骨格予算として編成した本年度当初予算に本
定例議会に御提案させていただきました
補正予算をあわせた
一般会計の総額は111億770万4,000円となり、平成30年度当初予算に比べて3%、3億2,170万4,000円の増となり、昨年度に引き続き
町政史上最大規模となりました。また、これに
特別会計の
補正予算をあわせた総額55億9,075万6,000円と
下水道事業会計の総額20億8,471万5,000円を合計いたしますと187億8,317万5,000円となり、全体の
予算規模は平成30年度当初予算に比べて5.4%の増となったところであります。
本年度の
行政運営におきましても、財政の健全性に留意しつつ多岐にわたる
行政課題の解決と「まち・ひと・しごと
人口ビジョン・
総合戦略」に位置づけた
重点分野の
事業推進に全力を挙げて取り組んでまいります。
なお、本町における
まちづくりの指針である現行の
総合計画につきましては、令和2年度をもって
計画期間満了となります。本年度から
次期総合計画の
基本構想・
基本計画の
策定検討に着手いたしますが、これからの長期的な
まちづくりを町民の皆様とともにつくり上げていくことこそ
未来志向の新しい清水町への第一歩になるものと考えます。今後とも、輝かしい地域の未来のため多くの皆様からの忌憚のない御意見をいただきたくお願い申し上げます。
以上、
令和元年度の
施政方針を申し述べさせていただきました。町民の皆様並びに
議員各位におかれましては、なお一層の御支援と御協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。ありがとうございました。
8 ◯議長(
渡邉和豊君) 以上で町長の
施政方針を終わります。
────────────────────────────
9 ◯議長(
渡邉和豊君) 日程第5 報告第1号 平成30年度清水町
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告についてを議題といたします。
説明を求めます。 町長 関 義弘君。
(町長 関 義弘君登壇)
10 ◯町長(関 義弘君) 報告第1号 平成30年度清水町
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、その概要を御説明申し上げます。
この
繰越明許費につきましては、平成30年度清水町
一般会計補正予算において議決をいただいた内容でありますが、繰越額が確定いたしましたので、
地方自治法施行令第146条第2項の規定に基づき
繰越計算書を調整し報告するものであります。
繰越事業の内容といたしましては、
プレミアム付商品券発行事業では201万円を、
橋梁補修事業では1,051万9,000円を、
香貫大橋橋梁補修事業負担金では328万8,000円を、
西間門新谷線整備促進事業第7工区では938万1,000円を、
生活道路整備事業では1,800万円を、
交通安全交付金事業では1,318万8,000円を、河川整備事業では248万4,000円を、同時通報用無線整備事業では2,619万5,000円を、小学校空調設備整備事業では3,304万8,000円を、中学校空調設備整備事業では2,948万4,000円を、幼稚園空調設備整備事業では2,214万円をそれぞれ繰り越したものであります。
以上、平成30年度清水町
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について御説明いたしました。よろしく御審議をお願い申し上げます。
11 ◯議長(
渡邉和豊君) 説明を終わります。
質疑に入ります。
発言を願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
12 ◯議長(
渡邉和豊君) ございませんか。これで質疑を終わります。
以上で報告を終わります。
────────────────────────────
13 ◯議長(
渡邉和豊君) 日程第6 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 町長 関 義弘君。
(町長 関 義弘君登壇)
14 ◯町長(関 義弘君) 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて御説明申し上げます。
人権擁護委員であります秋山京子氏が本年9月30日をもちまして任期満了となります。秋山氏は、平成13年10月に人権擁護委員に就任されて以来、常に誠実で、信望も厚く、相談業務に熱意を持って取り組まれ、静岡県人権擁護委員連合会理事としても活躍されるなど人権思想の高揚に御尽力されているところであります。また、同氏は人格、識見も高く、広く社会の実情に通じており、人権擁護委員にふさわしい方であります。
つきましては、引き続き秋山氏を人権擁護委員として法務大臣に推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき議会の意見を求めるものであります。
よろしく御審議をお願い申し上げます。
15 ◯議長(
渡邉和豊君) 提案者の説明を終わります。
質疑に入ります。
発言願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
16 ◯議長(
渡邉和豊君) ございませんか。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております諮問第1号については、人事案件につき委員会付託並びに討論を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
17 ◯議長(
渡邉和豊君) 異議なしと認めます。
したがって、諮問第1号は、委員会付託並びに討論を省略することに決定をいたしました。
これより諮問第1号を採決いたします。
秋山京子君を人権擁護委員の適任者と認めることに賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
18 ◯議長(
渡邉和豊君) 挙手全員であります。
したがって、秋山京子君を人権擁護委員の適任者と認めることに決定をいたしました。
────────────────────────────
19 ◯議長(
渡邉和豊君) 日程第7 議案第25号 清水町
監査委員の選任についてを議題といたします。
本件については、9番 石垣雅雄君の一身上に関する
事件でありますので、
地方自治法第117条の規定により石垣雅雄君の退場を求めます。
(9番 石垣雅雄君退場)
20 ◯議長(
渡邉和豊君) 提案理由の説明を求めます。 町長 関 義弘君。
(町長 関 義弘君登壇)
21 ◯町長(関 義弘君) 議案第25号 清水町
監査委員の選任について御説明申し上げます。
本案は、清水町議会議員の改選に伴い、議員のうちから選任する
監査委員として石垣雅雄氏を清水町
監査委員に選任いたしたく御提案申し上げるものであります。
同氏は、平成19年5月に清水町議会議員に当選されて以来、町議会議長をはじめ総務建設委員長等を歴任されるなど町行政に対する幅広い知識をお持ちであります。また、個人経営者としての経営も豊富であり経営手法にも理解が深いことから
監査委員として適任であると考えますので、石垣氏を清水町
監査委員に選任いたしたく、
地方自治法第196条第1項の規定に基づき議会の同意を求めるものであります。
よろしく御審議をお願い申し上げます。
22 ◯議長(
渡邉和豊君) 提案者の説明を終わります。
これより質疑に入ります。
発言を願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
23 ◯議長(
渡邉和豊君) ございませんか。これで質疑を終わります。
お諮りをいたします。
ただいま議題となっております議案第25号については、人事案件につき、委員会付託並びに討論を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
24 ◯議長(
渡邉和豊君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第25号は、委員会付託並びに討論を省略することに決定をいたしました。
これより議案第25号を採決いたします。
本案は原案のとおり同意することに賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
25 ◯議長(
渡邉和豊君) 挙手全員であります。
したがって、議案第25号は、原案のとおり同意することに決定をいたしました。
ここで石垣雅雄君の復席を求めます。
石垣雅雄君、議場にお入りください。
(9番 石垣雅雄君復席)
────────────────────────────
26 ◯議長(
渡邉和豊君) 日程第8 議案第26号 清水町森林環境譲与税基金条例について、日程第9 議案第27号 清水町
スポーツ推進審議会に関する条例について、以上2件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 町長 関 義弘君。
(町長 関 義弘君登壇)
27 ◯町長(関 義弘君) 議案第26号及び議案第27号、条例の制定について、一括してその概要を御説明申し上げます。
まず、議案第26号 清水町森林環境譲与税基金条例について御説明申し上げます。
本案は、森林整備等に要する財源を安定的に確保するため新たに創設された森林環境譲与税について、適正な管理及び運用を図るため基金を新たに設置することから、
地方自治法第241条第8項の規定に基づき本条例を定めるものであります。
条例の主な内容でありますが、町に配分される森林環境譲与税を森林整備及びその促進に関する事業に充てる経費として基金に積み立てるとともに基金の管理運営等について必要な事項を定めるものであります。
次に、議案第27号 清水町
スポーツ推進審議会に関する条例について御説明申し上げます。
本案は、
スポーツ基本法第31条の規定に基づき、地方
スポーツ推進計画その他
スポーツの推進に関する重要事項について調査、審議を行うため審議会を設置するものであり、その組織及び運営に関し必要な事項を本条例において定めるものであります。
以上、議案第26号及び議案第27号について、一括してその概要を御説明いたしました。
よろしく御審議をお願い申し上げます。
28 ◯議長(
渡邉和豊君) 提案者の説明を終わります。
────────────────────────────
29 ◯議長(
渡邉和豊君) 日程第10 議案第28号 清水町介護保険条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 町長 関 義弘君。
(町長 関 義弘君登壇)
30 ◯町長(関 義弘君) 議案第28号 清水町介護保険条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。
本案は、介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令が本年4月1日から施行されたことに伴い本条例の一部を改正するものであります。
改正の主な内容でありますが、本年10月以降の消費税率の引き上げに伴い低所得者に対する保険料軽減強化のため、所得段階が第1段階から第3段階までの負担割合を引き下げ保険料の年額をそれぞれ減額するものであります。
以上、改正の内容について御説明いたしました。よろしく御審議をお願いいたします。
31 ◯議長(
渡邉和豊君) 提案者の説明を終わります。
────────────────────────────
32 ◯議長(
渡邉和豊君) 日程第11 議案第29号
令和元年度清水町
一般会計補正予算(第1回)について、日程第12 議案第30号
令和元年度清水町国民健康保険事業
特別会計補正予算(第1回)について、日程第13 議案第31号
令和元年度清水町介護保険事業
特別会計補正予算(第1回)について、以上3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。 町長 関 義弘君。
(町長 関 義弘君登壇)
33 ◯町長(関 義弘君) 議案第29号から議案第31号まで、
令和元年度の各会計
補正予算について、一括してその概要を御説明申し上げます。
まず、議案第29号
令和元年度清水町
一般会計補正予算(第1回)について御説明申し上げます。
当
補正予算は、
骨格予算であります当初予算に対し主に政策的経費や投資的経費を肉づけする
補正予算であり、既定の歳入歳出予算の総額に8億8,870万4,000円を追加し、歳入歳出それぞれ111億770万4,000円といたします。これは、限られた財源を重点的かつ効率的に配分し編成したものであり、前年度予算と比較いたしますと、3億2,170万4,000円、3%の増となっております。
まず、歳入のうち主なものについて申し上げます。
国庫支出金では、
プレミアム付商品券発行事業に係る事務費及び事業費の補助金や社会資本整備総合交付金の増額など、1億5,500万円余を追加いたします。
県支出金では、社会福祉施設等
施設整備費補助金やプロジェクト「
TOUKAI-0」総合支援事業費補助金、観光
施設整備事業費補助金の増額など、850万円余を追加いたします。
繰入金では、各種事業の財源として、社会福祉事業基金、育英基金、柿田川基金からの繰り入れのほか当
補正予算の財源調整による財政調整基金からの繰り入れをあわせて2億4,400万円余を追加いたします。
諸収入では、
地域コミュニティ事業に対する一般財団法人自治総合センターからの補助金、250万円を追加いたします。
町債では、庁舎改修、設備更新事業のほか柿田川公園整備事業、町営住宅大規模改修事業などの財源として新たに追加するとともに、
生活道路整備事業債や図書館等複合
施設整備事業債などの変更により、4億7,700万円余を追加いたします。
次に、歳出について申し上げます。
総務費では、公用車の更新や庁舎機械設備の更新などのほか、町民目線の活力ある
まちづくりを推進するため新たに設置する(仮称)清水町み
らい会議に係る経費や第5次清水町
総合計画策定支援業務など、3,000万円余を追加いたします。
民生費では、福祉センターの昇降設備の補修や清水小学校
放課後児童教室の増設のほか、消費税の引き上げに伴う景気の下支え策として実施する
プレミアム付商品券発行事業に係る経費など、9,800万円余を追加いたします。
衛生費では、予防接種業務のほか感染症予防対策として実施する風疹抗体検査に係る経費など、1,300万円余を追加いたします。
農林水産業費では、大平徳倉排水機場の改修事業に係る県営事業負担金など、690万円余を追加いたします。
商工費では、
企業誘致に向けた工業用地等開発可能性基本調査業務や中小企業支援事業のほか町の魅力発信事業として実施する各種観光事業など、1,000万円余を追加いたします。
土木費では、道路や橋梁の維持補修をはじめ生活道路や交通安全施設の整備、河川の改良、柿田川公園のトイレの改修、町営外原住宅の大規模改修を進めるほか、
立地適正化計画や空き家対策計画の策定等に取り組むなど、5億2,000万円余を追加いたします。
消防費では、消化栓の設置に係る沼津市への負担金のほか木造住宅の
耐震補強やブロック塀等の耐震改修に係る補助金など、720万円余を追加いたします。
教育費では、
小中学校、幼稚園施設の改修工事や
総合運動公園の
ジョギングコースの改修、
複合施設の備品購入など、2億100万円余を追加いたします。
また、債務負担行為につきましては、歳出の中で御説明いたしました
総合計画策定支援業務、
立地適正化計画策定等業務の委託期間を令和2年度まで予定していることから、600万円と450万円をそれぞれの限度額として新たに設定するとともに、平成29年度に設定した
南中学校給食調理等業務について消費税率の引き上げに伴う増額により限度額を変更するものであります。
次に、議案第30号
令和元年度清水町国民健康保険事業
特別会計補正予算(第1回)について御説明申し上げます。
当
補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に532万8,000円を追加し、歳入歳出それぞれ29億1,862万1,000円といたします。
まず、歳入のうち主なものについて申し上げます。
県支出金では、国民健康保険制度改正に伴う国民健康保険データベースシステムの改修費として、75万円余を追加いたします。
繰入金では、前年度の歳入歳出差引額の確定により、510万円余を減額いたします。
雑入では、前年度の医療給付費の確定により、国保連合会から返還される交付金の超過分として、967万円余を追加いたします。
次に、歳出について申し上げます。
総務費では、歳入の県支出金と同様に、システム改修費として75万円余を追加いたします。
国民健康保険事業費納付金では、医療給付費分、後期高齢者支援金等分及び介護保険金分の本年度の納付額が決定したことにより、あわせて510万円余を減額いたします。
また、諸支出金では、県への負担金の返還金として、967万円余を追加いたします。
次に、議案第31号
令和元年度清水町介護保険事業
特別会計補正予算(第1回)について、その概要を御説明申し上げます。
当
補正予算は、既定の歳入歳出予算の総額に75万6,000円を追加し、歳入歳出それぞれ22億8,680万3,000円といたします。
まず、歳入のうち主なものについて申し上げます。
保険料では、消費税率の引き上げに伴う低所得者の保険料軽減強化により、772万円を減額いたします。
国庫支出金では、介護報酬改定等に伴うシステム改修に係る補助金として、37万円余を追加いたします。
繰入金では、保険料軽減強化に係る繰入金等をあわせて、809万円余を追加いたします。
次に、歳出について申し上げます。
総務費では、介護報酬改定等に伴うシステム改修費として、75万円余を追加いたします。